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大雪物語

3年前の2月15日。
前日から降り続いた雪はやむことがなく、
15日の朝には99センチにも達していました。
そんな大雪になっているとは誰が想像できたでしょうか。
皆さんが朝起きて目の前に広がる景色に驚きました。

藤田宜永さんの『大雪物語』
本文には長野県K町となっていますが、もちろん軽井沢町のことですね。
そんな大雪がもたらした人間模様を描いた一冊です。
どの作品もじーんと心に染み入りました。
実際に藤田先生が見聞きしたことなども物語の中に盛り込まれているそうで、
とても読みやすい短編集です。
大雪はもう懲り懲りですけどね。

その『大雪物語』が吉川英治文学賞を受賞されました。
藤田先生、受賞おめでとうございます。
いちファンとして本当にうれしいです。
先生も予期していなかったことで驚かれたそうですよ。
もちろん軽井沢に住んでいなければ書けなかった作品とも。
今度機会があったらサインを書いていただこうっと。
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| 読む | 16:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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白夜光

東野圭吾さんの『白夜光』というドラマを見ました。
契約しているdTVで東野さんの『幻夜』と『秘密』を続けさまに見て、
とてもよかったので彼の他の作品も見たい衝動にかられて探したのが
『白夜光』でした。

11歳の少年が初恋の少女を助けるために父を殺す。
少年をかばうために母を殺した少女。
お互いが太陽であり、光であり、唯一の心の支えとなる。
ふたりは時効を迎え太陽の下を歩きたい、と罪を重ね続けていく。

ドラマでは何度涙したか数え切れません。
原作を読んでからドラマや映画を見るほうがいいのか、
その逆がいいのかわかりませんが、強く原作を読みたいと思っていました。
なんと図書館に本を借りに行くという夢をみたほど(笑)

借りた一冊は全体に黄ばんでいて シミもあり ページが一度濡れて乾いたような、
(どなたかが涙を落としたのかな?)
とてもヤレた単行本でしたが、たくさんの手にとられ読まれたのが想像できました。
新聞の折込み広告を本にまとい、ブックカバー代わりにして読み始めました。
全13章からなる超長編小説、楽しみです。

| 読む | 23:32 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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水の翼

小池真理子さんの『水の翼』を読みました。

内容(「BOOK」データベースより)

木口木版画家・柚木のもとを訪れて弟子入りを志願した青年、東吾。
柚木の歳若い妻・紗江は、どこか謎めいたこの青年に強く惹かれていく。
ある日、柚木が急逝し、東吾は詩画集『水の翼』のための木版画制作を引き継ぐことに。
同じ家で二人きりで過ごす紗江と東吾は、互いの想いの強さを偽れなくなっていく…。
芸術と恋情のはざまで引き裂かれる男女の運命を描く、恋愛小説の白眉。


お墓参りのシーンから物語は始まります。
仙台の町、季節の彩り。
この場所を見ているような、佇んでいるような描写はさすがです。
作品の中に『無伴奏』も出てきます。
小口木版というなじみのない世界も独特で素敵です。

柚木の急逝後、惹かれあうふたりには何の障害もないはずなのに、
東吾は紗江の元から姿を消してしまうのではないか、
途中何度もそんな結末を想像していました。

足先からすーっと冷たい風が流れていくのを感じたり、
全身がぶるぶると震えたり、小説の中に入り込んでいました。

20170128.jpg

東吾が紗江についた嘘と真実、本当の愛。
私が読んだのは文庫版でしたが、
作者のあとがきは必読です。

最後に好きな文章の一節です。

居心地のよさは、繭の中の優しい、無音の空洞を思わせた。
紗江は自分が、繭の中に眠る蛹になったように感じた。
東吾が作ってくれた繭だった。
それはこの上なく美しい、
この世のものとは思えない細い細い繊維を丹念に編み上げられて作られた繭だった。

| 読む | 22:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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作家と猫

作家さんには猫好きが多い。
なぜなんだろう?
たいがい小説の中にも猫が出てくる。
あまり犬が出てくるのは思い当たらない。
先日、上田の古本屋さんで見つけた一冊。

20161119.jpg

藤田宜永さん、小池真理子さんが以前に飼われていた愛猫の写真や
おふたりの対談も掲載されています。
それが、いや それだけが読みたくて買ったのですけどね!
今は当時の猫ちゃんは亡くなってしまって、
お二人の自宅には別の姉妹の猫ちゃんがいますね。

そのほか猫好き作家さんのロングインタビューや
エッセイ、猫自慢などなど、読み応え十分です。

| 読む | 15:47 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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死に向かうアダージョ

小池真理子さんの「死に向かうアダージョ」を読み終えました。

20160110.jpg

男には妻がいた・・・という書き出しから始まる長編ミステリー。
舞台は万座温泉スキー場から奥にある姫夜叉峠という架空の地名。

絵のモデルをしている女、喫茶店を営む男。
女と男は次第に愛し合い、不倫関係にあるふたりは別れでも離婚でもない “死ぬ悲しみ” を選ぶ。
心中場所は雪深い山小屋。
すべてが計画通りに進むはずが、男の妻の鋭い勘によって全く違う結末に向かう。

あとがきにありますが、厳しい軽井沢の冬。
自然の恐さと同時に自然のもたらす孤独感の心地よさ。
厳しい冬だからこそ生きていることを魅了する、
その感覚をテーマに冬山に残された女の豊な生命力を描きたかったとのこと。

アルビノーニのアダージョの美しく悲しい旋律が耳に残ります。

| 読む | 18:05 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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